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シャリーのアトリエ(黄昏の海の錬金術士)クリア後の感想【黄昏シリーズ完結作にして挑戦作】 

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まったく異なる境遇にある2人の少女、シャリステラとシャルロッテを主人公としてゲーム開始後にどちらかを選択し、それぞれの物語を進めることになります。
よりテンポの良くなったバトルシステムやプレイヤーの行動に合わせて目標が定まるライフタスクなど黄昏シリーズ第三弾として相応しい作品に進化しました。

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黄昏シリーズ最終作にして新たな形を見せつけた作品

アーシャ、エスカ&ロジーに続く3作目にして黄昏シリーズの最終作に位置づけられる本作であるシャリーのアトリエ。タイトルからはアーシャ同様に単独の主人公に思えるが、シャリステラ、シャルロッテ・エルミナスによるれっきとしたダブル主人公作品。どちらも愛称がシャリーということでタイトルでは統一されている。

ダブル主人公制は、前作に引き続きという形になり、ユーザーの反応が概ね高評価だったのかなと考えられる。個人的にもアトリエシリーズ初という試みもあり、好印象だった。

そして、今作ではそのダブル主人公制をさらにパワーアップし、前作では個別の物語を楽しむという点がやや希薄だった点を強化。しっかりとそれぞれの視点、物語が用意されていた。中盤からは共通となるが、これも二人の錬金術師が手を合わせて世界の滅びに立ち向かうという筋立てになっているので、不満とするところではなかった。

基本的なシステムは、アーシャ、エスカ&ロジーでの骨組みを活かしながらブラッシュアップし、取っつきやすさとやりこみ要素をうまく調整した仕上がりで、アトリエ初心者でも取り組みやすい印象。

そんな正統進化を遂げる中で、新たな試みもあった。それがアトリエシリーズお馴染みともいえる期間制限の撤廃である。定められた期間内に様々な条件が課せられ、それをこなしていくことで達成となるシステムは、アトリエシリーズにとって根幹ともいえる。それを今作では撤廃し、プレイヤーは期間を気にすることなく、調合や戦闘を行うことができるようになっている。

これまでは移動するにしても、採取、調合を行うにしても時間を消費することが前提だったので、それらを一切気にせずプレイできるのは新鮮であり、解放感があった。ただ、制限下のなかでやりくりをする楽しみもあったので、必ずしも従来のシステムが劣っていたとも思えない点が、アトリエシリーズの奥深さなのだとも再認識させられた。

新しい試みに多少と戸惑いを覚えながらも、すぐに違和感なく遊べるよう工夫もされており、調合、戦闘におけるやりこみ要素も、黄昏シリーズ最終作品らしく高い完成度を感じさせた。

個人的には最後でもふれたいと思うが、アーシャからプレイしてほしいが、本作からプレイしても十分の楽しめる配慮と遊びやすさを実感したので、アトリエシリーズを初めて遊ぶ人にも強くお勧めできる内容となっている。

良かった点と気になった点

・ダブル主人公制が強化され、2人のシャリー物語を楽しむことが出来る

・期間制限が撤廃されたことにより、時間の許すままに没頭できるようになった。

・採取、調合、戦闘とどれもブラッシュアップされ、これまで以上に遊びやすく、熱中できる

・上質な音楽や世界観で彩られながら、黄昏の物語の結末を見届けること結末きる。

・過去作の主人公やメインキャラの殆どがダウンロードコンテンツ(せめて3作通して登場となったウィルベルぐらいは普通に使いたかった)

アーシャのアトリエからプレイすることをお勧めしたい

黄昏シリーズ最終作ということもあるが、これまでのシリーズよりも色濃く繋がりが描かれている。その一つとして、有料ダウンロードコンテンツを利用すればアーシャ、エスカ、ロジーなどのシリーズを牽引してきた主人公たちが仲間として迎えることが出来るようになっている(私は利用しなかったが)

また詳細は避けるが、エンディングでも、これまで登場してきた懐かしい顔ぶれを見ることが出来るなど、黄昏シリーズを最初からプレイしてきた者にとっては感慨深いシーンが流れる。

何より、黄昏が運ぶ滅びを食い止めるために奮闘してきたアーシャ、エスカ&ロジー。そして、ついに2人のシャリーによってその結末を迎える。物語性を重視されるプレイヤーであれば、是非ともアーシャから遊んでほしいと思う。

もちろん、本作のみでも十分にアトリエシリーズを満喫できる内容ともなっているので、そこでもっと黄昏シリーズの物語やキャラクターを深く知りたいと思えば、前作、前々作をプレイしても良い。そうした遊び方が出来るのもこのシリーズの魅力でもある。

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