期待のローソンスイーツ新作!「さくさくバターパイサンド」を本音レビュー

独自のこだわりと高い開発力で、毎週のようにヒット作を世に送り出しているコンビニスイーツ界の雄・ローソン。定番のロールケーキをはじめ、クオリティの高いウチカフェ(Uchi Café)シリーズを楽しみにしているファンも多いはずです。
しかし、そんな名作揃いのローソンスイーツであっても、打率10割というわけにはいかないのが現実。時には「どうしてこうなった……」と、思わずため息が出てしまうような商品に遭遇することもあります。
今回ご紹介するのは、ベーカリー・スイーツコーナーでひっそりと異彩を放っていた【さくさくバターパイサンド】です。
パッケージに躍る「さくさくのパイ生地と共に楽しめます」という魅力的なコピー。バター好き、パイ菓子好きとしては見逃せない一品ですが、実際に購入して食べてみると、コンビニスイーツの進化に冷や水を浴びせるようなガッカリな現実が待っていました。
今回もおっさんレビュアーの視点から、忖度なしの完全本音で詳しくレビューしていきます!


バターを使用したクリームをさくさくのパイ生地と共に楽しめます。
あまりにも小ぶり!価格に見合わないサイズ感に困惑


まずは袋から取り出して、そのビジュアルとサイズ感をチェックしてみましょう。
お皿の上に乗せてみて、最初に頭をよぎった正直な感想は「……ちっさ!」という一言でした。全体の作りは非常にシンプルで、クリームをパイ生地で上下から挟み込んでいるだけなのですが、とにかくサイズが随分と小ぶりなのです。
昨今の物価高騰の影響があるとはいえ、コンビニのスイーツコーナーにおいて、この商品は決して「激安」と言える価格帯ではありません。それなりの価格を設定しておきながら、この手のひらにすっぽり収まるようなミニマムなサイズ感を見せられてしまうと、食べる前から「ボリューム不足感」が否めず、コスパの面で少々不穏な空気が漂い始めます。
某パイ菓子風の生地は良いが、主役のクリームが致命的
気を取り直して、さっそく一口がぶりと味わってみます。
「うーん……。パイ生地は悪くない。だけど、このクリームは一体どうしたんだ……?」
まず、上下のパイ生地に関してはそこまで悪い印象はありません。少し厚みを持たせて焼き上げられたパイ生地は、サクサクとした食感の奥に適度な甘みがあり、どこか私たちが昔から慣れ親しんでいる「某有名ボックスパイ菓子(パイの実など)」に似た味わいを持っています。ここまでは及第点と言えるでしょう。
しかし、致命的なのはそのパイ生地が挟み込んでいる、主役であるはずの「バターを使用したクリーム」です。
少し言い方は悪くなってしまいますが、このクリームが「昔の安いケーキによく乗っていた、ベタついて口溶けの悪いバタークリーム」にそっくりな質感なのです。
現代の進化したコンビニスイーツであれば、もっと発酵バターの芳醇な香りを活かしたり、口溶けの滑らかさを追求したりできたはず。それなのに、このクリームからは素材の良さや洗練されたコクがほとんど伝わってこず、ただただ重たくチープな油っぽさだけが口の中に残ってしまいます。せっかくのパイ生地の良さを、この主役クリームが見事に台無しにしてしまっている印象を受けました。
安易なコンセプトに落胆。今回は厳しい低評価と言わざるを得ない
ローソンの【さくさくバターパイサンド】を総評すると、「甘みのあるサクサクパイ生地は評価できるものの、肝心のバタークリームが驚くほどチープで、全体的なボリュームにも欠け、価格に対する満足度が著しく低いガッカリスイーツ」です。
クオリティの高い商品を連発しているローソンだからこそ、今回のクオリティの低さには正直言って落胆を隠せません。
なにより厳しい目を向けざるを得ないのが、「パイ生地にバタークリームをただ挟んだだけ」という、素人でも思いつきそうな安易すぎるコンセプト自体にひねりがない点です。せめて中に洋酒の風味を利かせるとか、レーズンやナッツなどの具材をアクセントに忍ばせるなど、コンビニスイーツらしい一工夫が欲しかったところ。これでは、わざわざコンビニで指名買いする理由が見当たりません。