老舗が仕掛ける驚きの和洋折衷!井村屋「ラム酒香るあんこ」を実食レビュー

日本の食文化に深く根ざし、おやつや和菓子に欠かせない「あんこ(餡子)」。そのあんこ界において不動の地位を築いている老舗メーカーといえば、やっぱり「井村屋」ですよね。定番のゆであずき缶やあずきバーなど、誰もが一度はその確かな美味しさにお世話になっているはずです。
そんなあんこのプロフェッショナルである井村屋から、これまでの常識を覆すような、なんとも魅惑的な最新作が登場しました。それが今回ご紹介する【ラム酒香るあんこ】です。
「あんこにラム酒……?」と、一瞬その異色の組み合わせに耳を疑ってしまうようなフレーバーですが、パッケージにはそのままスプーンですくって食べられるような新感覚の佇まいが。
大のあんこ好きであり、お酒の風味を取り入れた大人向けスイーツにも目がないおっさんレビュアーの視点から、気になる和洋の相性や味わいの真価を、今回も忖度なしの完全本音で詳しくレビューしていきます!
原材料のチェック:あずきの風味を引き立てる「ラムレーズン」の隠し味
まずはパッケージを開ける前に、裏面に記載されている原材料名をじっくりと確認し、この大人のあんこを生み出す味の設計図をチェックしてみましょう。
-
【原材料名】 砂糖(国内製造)、小豆、洋酒、ラムレーズン、でん粉、食塩/香料
原材料を見てみると、ベースとなる砂糖と小豆の王道コンビに続いて、「洋酒」の文字がしっかりとクレジットされています。
さらに非常に興味深いのが、隠し味(具材)として「ラムレーズン」がブレンドされている点です。単にラム酒の液体を混ぜ合わせるだけでなく、ラムレーズンそのものを要素として加えることで、より深みのあるフルーティーな香りと芳醇なコクを演出しようという、井村屋の並々ならぬこだわりと本気度が伝わってきます。

砂糖(国内製造)、小豆、洋酒、ラムレーズン、でん粉、食塩/香料

普通のあんことは一線を画す、少し緩めでみずみずしいテクスチャー


さっそく開封して、中身を分かりやすくお皿に移してみましょう。
スプーンですくい上げてじっくり観察してみると、普段私たちがパンに塗ったりお餅にのせたりする一般的な粒あんに比べて、全体的に少し水気(みずみずしさ)を感じさせる緩めのテクスチャーに仕上げられています。
この絶妙な水分量が、口に入れたときの滑らかな口溶けを予感させます。そして何より、器に移した瞬間から、フワッと部屋の中に広がってきたのは、あんこの甘い香りと……それに負けないくらい芳醇なラム酒の品のある高貴な香り! この香りの先制パンチだけで、おっさんの期待値は最高潮に達しました。
ラム酒と粒あんが奇跡のマッチ!甘ったるさを感じさせない大人の味
それでは、スプーンで贅沢にすくい上げて、いよいよ一口味わってみましょう。
「うおおお……! なんだこれは、めちゃくちゃ合うじゃないか! 井村屋、最高の仕事をありがとう!」
口に含んだ瞬間に広がるのは、流石は老舗・井村屋と唸らされる、あずき本来の豊かな風味と高品質な粒あんの美味しさ。 そこに、ラム酒の深く華やかなアロマがタイムラグなしで重なり合ってきます。普通の粒あんでは絶対に味わえない、奥深くキレのある口当たりは、まさに「大人のための極上スイーツ」という表現がぴったりです。
「あんこをそのまま直接スプーンで食べる」と聞くと、多くの人が「途中で甘すぎて飽きてしまうのでは?」「口の中が甘ったるくなりそう」と懸念されるかもしれません。
しかし、そこには井村屋の計算し尽くされた素晴らしい工夫が施されていました。 食感としては、まるで「水分を多めに含んだ、柔らかめの羊羹(ようかん)」を食べているかのような絶妙に滑らかな口当たりになっており、ラム酒のビターなキレと合わさることで、最後まで全く甘ったるさを感じさせることなく、ペロリと美味しく完食することが出来たのです。
これまで出会ったことのない異色のコンビでしたが、まさか「あんこ」と「ラム酒」がここまで完璧に調和し、お互いの良さを引き立て合うのかと、食べていて感心すらしてしまうほどの圧倒的な完成度でした。
あんこ好きもラム酒好きも大満足!常備しておきたい新感覚の傑作和洋スイーツ
井村屋の【ラム酒香るあんこ】を総評すると、「老舗が誇るハイクオリティな粒あんの美味しさをベースに、ラム酒とラムレーズンの芳醇なコクを大胆に融合させ、柔らかめの羊羹のような瑞々しい口当たりで最後まで上品に食べやすく仕上げた、新感覚のラグジュアリー和洋折衷スイーツ」です。
そのままスプーンですくって大人のご褒美おやつとして味わうのはもちろん、少しトーストした食パンの上にバターと一緒にのせて「大人のラムレーズンあんバターパン」にアレンジしたり、バニラアイスの上に少し添えて食べたりしても、間違いなく爆発的な美味しさを発揮してくれるはずです。