王道の鉄板コンビ!神戸屋「しっとりチョコバナナデニッシュ」を本音レビュー

スーパーやコンビニの菓子パンコーナーで、常に一定の存在感を放っている「デニッシュ」シリーズ。サクッとした質感やしっとりとしたコクのある生地は、おやつにも朝食にもぴったりですよね。
今回購入してきたのは、菓子パン界における王道中の王道、みんなが大好きな組み合わせを形にした【しっとりチョコバナナデニッシュ】です。
チョコとバナナのコンビといえば、クレープやパフェでもハズレなしの鉄板ギミック。パッケージを見ただけでも、おっさんの頭の中には「あの濃厚で贅沢な甘さ」が想起され、期待値は高まるばかりでした。
しかし、実際に食べてみると、デニッシュ生地の仕上がりに感心した一方で、商品名に期待しすぎると少し寂しい思いをしてしまう「意外な盲点」が見えてきました。今回も完全忖度なしのガチ本音レビューでお届けします!
原材料のチェック:バナナペーストと準チョコ、そしてバナナピューレの構成
まずは袋を開ける前に、パッケージの裏面に記載されている原材料名から、味のベースとなる部分をチェックしてみましょう。
-
【原材料名】 小麦粉(国内製造)、マーガリン、バナナフラワーペースト、卵、果糖ぶどう糖液糖、砂糖、準チョコレート、ショートニング、パン酵母、食用植物油脂、油脂加工品、乳等を主要原料とする食品、食塩、バナナピューレ加工品(バナナピューレ、果糖ぶどう糖液糖)/加工デンプン、トレハロース、乳化剤、グリシン、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、香料、pH調整剤、イーストフード、ソルビット、保存料(ソルビン酸)、着色料(カロチノイド、紅麹)、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、ビタミンC、酸味料、(一部に乳成分・卵・小麦・大豆・バナナを含む)
原材料を見てみると、マーガリンに続いて「バナナフラワーペースト」が記載されており、さらに「準チョコレート」や「バナナピューレ加工品」といった、チョコバナナ要素がしっかりとクレジットされています。ベースとなる素材の組み合わせはバッチリのようですが、これがどのように生地と絡み合っているのでしょうか。



名前通りのクオリティ!しっとり柔らかな優秀デニッシュ生地


さっそく袋から取り出して、お皿に移してみましょう。
デニッシュパンらしい綺麗な焼き色と、網目状に丁寧に織り込まれた生地のビジュアルが美しく、質感の良さが伝わってきます。
まずは全体のバランスを確かめるために、一口ガブッと味わってみます。
「なるほど! パン生地そのものの出来栄えはかなり優秀だな」
商品名にわざわざ「しっとり」と銘打っているだけあって、デニッシュ生地の口当たりは非常にしっとり、そして柔らかに仕上げられています。 パサパサ感が一切なく、口溶けも滑らかなので、小さな子供からお年寄りまで、年齢関係なく誰でも美味しく食べやすい素晴らしい仕上がりです。土台となるパンとしては文句なしのクオリティを誇っています。
チョコバナナを楽しみたい人ほどガッカリ?具材の存在感が薄いという弱点
パン生地のポテンシャルの高さに「これは名作の予感!」と胸を躍らせたのも束の間、この商品の主役であるはずの「バナナクリーム」と「チョコチップ」のエリアに差し掛かったところで、おっさんの表情は少し曇ってしまいました。
気になるバナナクリームとチョコチップは、デニッシュ生地の隙間に埋め込まれるようにして入っているのですが、その量が正直に言ってかなり寂しいのです。
写真でもご覧いただけるように、クリーム、チョコチップともに、大した量が入っていません。 そのため、一口食べたときの存在感が非常に薄く、生地の美味しさに対して完全に負けてしまっている印象を受けました。
バナナの芳醇な風味や、チョコチップのコリッとした食感、そして「チョコバナナ」特有のあのガツンとくる濃厚な甘さを楽しみにしている人ほど、「あれ? どこを食べているんだろう……」とガッカリとした気持ちになってしまう可能性が高いです。
よく言えば「あっさりとしたライトな作り」とも表現できるかもしれませんが、パッケージや商品名に「チョコバナナ」と大きくアピールしている以上は、食べる側もそれなりの濃厚さを期待して身構えるのが自然というもの。そうした期待値に対しては、やはり大きな物足りなさを感じさせてしまう出来だったと言わざるを得ません。
生地の仕上がりは一級品、それだけに主役のボリューム不足が惜しまれる一足
神戸屋の【しっとりチョコバナナデニッシュ】を総評すると、「名通りのしっとりとした質感で食べやすいデニッシュ生地は非常に優秀であるものの、肝心のバナナクリームとチョコチップの量が少なすぎて存在感が皆無なため、濃厚さを期待すると肩透かしを食らってしまう、少しバランスが惜しい菓子パン」です。
不味いわけでは決してなく、パンそのものは美味しくまとまっているのですが、せっかくの鉄板コンビを起用しているからこそ、もっと具材をドカンと増量して、贅沢な「チョコバナナ感」を前面に押し出してほしかったというのが本音のジャッジでした。
全国の主要なスーパーのパンコーナーや、ドラッグストアなどの菓子パンの並びにて広く販売されています。チョコとバナナをイメージさせる、ブラウンとイエローが基調となったお馴染みの神戸屋らしいパッケージが目印です。