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無駄を省いた潔さが魅力|YKベーキング「おいもクリームロール」を食べてみた

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YKベーキングカンパニー「おいもクリームロール」を実食レビュー

今回は、YKベーキングカンパニーより発売された「おいもクリームロール」をご紹介します。


近年、コンビニやスーパーのベーカリーコーナーには、季節感あふれる菓子パンが数多く並びますが、その中でも「おいも系」は秋冬の定番として特に人気のジャンル。果たしてこの一品は、どんな魅力を持っているのでしょうか。

シンプルさが際立つ作り

「おいもクリームロール」の第一印象は、とにかくシンプル。
ロールパンを縦にカットし、そこにシルクスイートを使ったおいもクリームを挟み込んだだけの仕立てです。

多くの菓子パンにありがちな、ホイップクリームやカスタードと合わせてリッチ感を演出する手法は一切なし。
あくまで“さつまいもクリームのみ”という潔さが特徴的です。

見た目も非常に素朴で、派手さは皆無。思わず「こんなに飾り気のない菓子パンを見たのはいつ以来だろう」と感じさせられるほど、無駄を削ぎ落とした作りとなっています。

シルクスイートクリームにすべてを託す戦略

こうしたシンプルさは、一歩間違えれば「物足りない」と思われかねません。
しかし、この商品からはむしろ「シルクスイートという素材への絶対的な自信」が伝わってきます。

あえて余計な要素を排し、ひとつのクリームだけで勝負する——これはなかなか大胆な戦略です。
裏を返せば、それほどクリームの出来栄えに自信があるということなのでしょう。

実際に食べてみた感想

いざ口にしてみると、その狙いがしっかりと伝わってきました。
シルクスイートを使用したクリームからは、さつまいもの素朴な甘さと香りが感じられます。甘すぎず、自然な風味が舌に広がるのが心地よいポイントです。

さらに、舌触りは非常に滑らか。ホイップのような軽さではなく、ペーストに近いしっとりとした質感が特徴で、パン生地との相性も抜群。

このクリームの完成度であれば、確かにホイップやカスタードといった“引き立て役”は不要だと納得できる仕上がりでした。
むしろ、シンプルだからこそ素材の良さが際立ち、最後まで飽きずに食べ進められます。

ロールパンの生地とのバランス

パン生地はごく一般的なロールパンですが、ふんわりと柔らかい食感でクリームとのバランスを損なうことはありません。
むしろ、シンプルな生地だからこそ、おいもクリームの存在感を引き立てる舞台として機能しています。

余計な甘さや風味がないため、一口ごとに“おいもそのもの”の味を楽しめるのも大きな魅力です。

総評:素朴さの中に光る自信作

「おいもクリームロール」は、派手さも奇抜さもありません。
しかし、その分だけ素材の持つ魅力がしっかりと際立つ、潔い一品に仕上がっていました。

「もっと甘さが欲しい」「豪華なトッピングが欲しい」と感じる人もいるかもしれません。
ですが、この商品はあくまで“シンプルなおいもクリームを楽しむパン”として完成されていると言えるでしょう。

秋のティータイムに、ホットコーヒーや緑茶と合わせて食べるのにぴったりの、落ち着いた美味しさを持った菓子パンでした。

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