絶対の信頼。「夜九時のひとり呑み」シリーズを攻める

スーパーの冷凍食品コーナー。数多のガッツリ系おかずが並ぶ中で、ひときわ「通(つう)」なオーラを放っているのが、味の素の「夜九時のひとり呑み」シリーズです。 これまでいくつかのメニューを試してきましたが、どれも外れのない圧倒的なクオリティに、おっさんの信頼は揺るぎないものとなっています。
今回、私の「食いしん坊センサー」が捉えたのは、和食の定番でありながら、家で作るとなると油の処理や味の染み込ませ方が意外と面倒な「揚げ茄子の煮浸し」です。 商品名こそ「ひとり呑み」と銘打たれていますが、今回もお酒ではなく、炊きたての白いご飯の「相棒」として、その真価を徹底的にレビューしていきたいと思います(笑)



レンジで数分。現れたのは「小料理屋」の風情

調理は至って簡単。専用トレイのまま電子レンジでチンするだけ。 ピーッという完成の合図と共にレンジの扉を開けると、そこには冷凍食品とは思えない、出汁の効いた優しい香りが広がっていました。
出来上がりの姿を見て、まず感心したのはその「佇まい」です。 決して大容量でドカ盛りというわけではありません。しかし、一人分の「小鉢」として考えれば、これ以上ないほど絶妙なボリューム感。 揚げ茄子の深い紫色に、添えられたピーマンの鮮やかな緑。ちょっと雰囲気のある小皿に丁寧に移し替えるだけで、そのまま小料理屋の一品として、カウンターに出てきてもおかしくないほどの上品な仕上がりです。食べる前から、おっさんの期待値は最高潮に達しました。
とろける茄子の薄切りと、計算された「食感の妙」

いよいよ、お箸を伸ばして実食です。 一口、口に含んだ瞬間に、おっさんは衝撃を受けました。
「……!! なんだ、この味の染み込み方は!」 驚くべきは、茄子のカットの工夫です。食べやすいように計算された厚さで薄切りにされており、そのおかげで中心までじっくりと出汁の旨味が染み渡っています。噛む必要がないほどにとろける食感は、まさに「揚げ茄子」の醍醐味そのもの。
さらに素晴らしいのが、脇を固めるピーマンの存在です。茄子が徹底的に柔らかく仕上げられているのに対し、ピーマンはあえてシャキッとした食感を残す形で調理されています。 とろとろの茄子と、適度な歯応えのピーマン。この正反対の食感が組み合わさることで、最後まで飽きることなく、味の抑揚を楽しむことができるのです。単なる彩り要員だと思っていたピーマンが、実はこの一皿の「食感の要(かなめ)」であったことに、味の素さんの職人魂を感じました。
おつまみ、おかず、そして「お弁当」の救世主
さて、肝心の味付けについてですが、出汁の旨味がしっかりとしていながらも、決して濃すぎず、上品な後味にまとめられています。 お酒のおつまみとして開発されているため、冷めても味がボケない強さがあり、それが転じて「白いご飯」との相性を爆発させています。出汁をたっぷりと吸った茄子を白飯の上に乗せ、一緒に頬張る……。おっさんにとって、これほど贅沢な瞬間はありません。
また、このしっかりとした味付けとコンパクトなトレイサイズは、お弁当の隙間を埋める「あと一品」としても最適でしょう。野菜不足が気になる昼食時に、これが入っているだけで満足度は跳ね上がります。 家で茄子を揚げて、出汁を作って、漬け込んで……という工程を考えれば、レンジ数分でこの専門店級の味が楽しめるのは、驚異的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。
リピート確定!冷凍庫の「一軍」入りが決定
味の素「揚げ茄子の煮浸し(夜九時のひとり呑みシリーズ)」
総評としては、冷凍食品という枠組みを軽々と飛び越え、小料理屋の丁寧な仕事を感じさせてくれる、非の打ち所がない逸品でした。
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手間のかかる揚げ茄子の煮浸しを、いつでも好きな時に、最高の状態で味わいたい方
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晩酌のあてとしてだけでなく、白飯が進む上品なおかずを探している方
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お弁当のクオリティを上げたい、忙しい朝の「秘密兵器」をストックしたい方
こうした方々には、自信を持って「迷わず買って、冷凍庫の特等席に入れておきなさい」とお勧めします。 見かけ倒しではない、本物の味のクオリティ。おっさんは次にスーパーを訪れた際、この茄子のために冷凍庫のスペースを空け、複数個を常備することを心に誓いました。皆さんも、この「とろける出汁の魔法」を、ぜひ一度その舌で体験してみてくださいね。