気になるニュースや趣味、アイテムなどを中心に発信中

今日もよろしく

【プレイ日記42】PS2版ペルソナ3!滅びを前に揺れる活動部の絆

投稿日:2019年2月18日 更新日:

滅びを望む狂気と、抗い続けた父の背中。美鶴とゆかりの思索

綾時の告白から1週間。活動部の面々は、重く冷たい沈黙の中にいました。 美鶴先輩は、自分の祖父や幾月理事長がなぜ「滅び」という名の狂気を渇望したのか、その深淵を測りかねていました。一方でゆかりは、10年前に父・詠一郎が命を懸けて実験を阻止しようとした事実に想いを馳せます。

「……ふむ。かつて父が命を削ってまで守ろうとした世界が、今再び滅びの淵に立たされている。ゆかりが覚悟を決めようとするのも、宿命と言えるな」 父が遺した愛と真実を知った今、彼女は逃げるのではなく、真正面から滅びと向き合う道を探し始めていました。

綾時の選択肢。記憶を消して「偽りの安寧」を得るべきか

作戦室に集まったメンバーに対し、ゆかりが切り出します。「これから、どうするか」……。 綾時が提示した選択肢は、彼を殺すことでこれまでの過酷な記憶をすべて消去し、滅びの瞬間までを「普通の高校生」として笑って過ごすというもの。

風花が「誰かを犠牲にして恐怖を忘れるなんて……」と確認するように皆の顔を見渡します。誰もが明言は避けるものの、その瞳には「絆を失ってまで逃げたくはない」という無言の意志が宿っていました。しかし、その「前向きな姿勢」こそが、一人の少年の心のダムを決壊させてしまいます。

爆発する順平の憤り。主人公へ向けられた「暴論」の真実

沈黙を破ったのは順平でした。ゆかりの軽いからかいをきっかけに、順平の苛立ちは一気に爆発します。 「!!……どうせみんな死ぬんだろ! なんでそんなに平気な顔してられるんだよ!」 矛先は、かつての親友であり、デスを宿していた主人公へと向けられました。主人公がこの街に来たから、デスが呼び寄せられたから、こんなことになった……。責任を取れと迫る順平の言葉は、もはや暴論以外の何物でもありません。

すかさずゆかりが擁護に入ります。主人公が一人でその「死」を抱えてくれていたからこそ、自分たちはこれまで無事に過ごせたのだと。 「……ほう。ゆかりの叱咤で、ようやく順平も己の過ちに気づいたか。だが、彼の怒りの裏には、あまりにも人間臭い悲しみが隠されていたな」

逃げ場のない現実。順平が語った「父への軽蔑」と「共感」

我に返った順平は、これまで誰にも明かさなかった家庭の事情をポツリポツリと語り始めます。 アルコール依存症で、現実から目を背けて生きる父親。そんな父をずっと軽蔑し、反面教師にしてきた順平。しかし、いざ自分が「不可避の死」という絶対的な絶望に直面したとき、父親がなぜ現実に背を向けていたのか、その気持ちが痛いほど理解できてしまった。

「!!……逃げ場のない恐怖に押し潰されそうな自分。父親と同じ『弱さ』を認めることが、彼には何より辛かったのだな」 自暴自棄になり、恐怖に震える順平。しかし、その弱さをさらけ出したことで、活動部の空気は再び変わり始めました。

剥き出しの本音。リーダーさえも抱えていた「震える心」

確約された滅びを前に、平気な人間など一人もいません。 順平の独白に呼応するように、美鶴先輩やゆかりもまた、自らの中に巣食う不安と恐怖を告白します。常に冷静沈着であろうとした美鶴も、勝気なゆかりも、夜になれば死の影に怯える一人の少女でしかなかった。

「……素晴らしい。いや、これこそが真の『絆』の形か。弱さを隠して虚勢を張るのではなく、共に震える心を持ち寄ることで、彼らは再び一つになったのだな」

本音をぶつけ合い、弱音を吐き出したことで、順平にもようやく落ち着きが戻りました。皮肉にも、滅びという共通の絶望が、彼らをかつてないほど「等身大の仲間」へと変えたのです。

決戦まで「普通」に過ごすという勇気

ペルソナ3(PS2版・プレイリポート42)

総評としては、圧倒的な死の宣告を前にして、キャラクターたちが人間としての「底底(そこそこ)」の弱さをさらけ出し、それを共有することで再び立ち上がる、極めて心理描写の深いエピソードでした。

  • 順平が放った「魂の叫び」と、その背景にある家族への複雑な思いに触れたい方

  • 完璧に見えた美鶴やゆかりが、一人の人間として「死が怖い」と認める瞬間に立ち会いたい方

  • 12月31日の審判の日まで、彼らがどのような覚悟で日常を過ごすのか見届けたい方

こうした方々には、自信を持って「絶望を共有した者にしか見えない光がある。君も彼らと共に、その冬の寒さを耐え抜きなさい」とお勧めします。 美鶴先輩が下した「この後は一切、弱音はなし。普段通りに過ごそう」という決断。おっさんは、その言葉の裏にある凄まじい覚悟に震えつつ、第43回のリポートに向けて、ついに訪れる「綾時との再会」と、主人公が下す運命の決断を見届けることを心に誓いました。皆さんも、ペルソナ3が贈るこの「最期の冬の語らい」を、ぜひ一度その身で体験してみてくださいね。

-PS2, 趣味
-,

Copyright© 今日もよろしく , 2026 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.