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焼き生地は優秀だけど…?神戸屋「バターチキンカレーパン」を本音レビュー

投稿日:2020年6月6日 更新日:

【魅力的なコンセプト】専門店人気の「バターチキン」を包んだ焼きカレーパン

惣菜パンコーナーを眺めていると、一際目を引いたのがこの「まろやかバターチキンカレーパン」です。

公式の解説によると、まろやかな味わいに仕上げた特製のバターチキンカレーを生地で包み込み、ヘルシーな「焼きカレーパン」として仕立てたとのこと。通常の揚げカレーパンとは違い、焼き上げることで素材の風味をダイレクトに活かそうという、神戸屋らしいこだわりが伺えます。

バターチキンならではのマイルドなコクと、パン生地がどのような一体感(シナジー)を生み出しているのか。期待に胸を膨らませて検証を開始します。

まろやかなバターチキンカレーを包んだ、焼きカレーパン。

油っぽさゼロ!ふんわり軽い秀逸な焼き上がり

パッケージを開けてパンを取り出すと、表面が綺麗に焼き上げられた、ビジュアル的にも非常に上品なカレーパンが姿を現します。

まず一口食べてみて感じたのは、ベースとなる「パン生地」の圧倒的な質の高さです。 食感は全体的にふんわりと柔らかく、口当たりが非常に優しい仕上がりになっています。何より素晴らしいのは、焼きカレーパンという仕様のおかげで、手で持ってもギトギトするような「油っぽさ」が一切ない点です。

揚げカレーパン特有の重さが苦手な方や、朝食としてスマートに食べたいという局面においては、この軽快な生地のクオリティは文句なしで高く評価できます。この土台の素晴らしさがあるからこそ、次へと続く主役のカレーへの期待がさらに高まります。

半分に切って驚き!生地の中に広がる「ぽっかりとした空洞」

しかし、レビューとして商品の真実(エビデンス)をお伝えする上で、半分にカットした瞬間に、少し見過ごせないポイントに直面することとなりました。

「あれ……? 肝心のカレーフィリングがどこか寂しいぞ……?」

パンを綺麗に割ってみると、写真でご覧いただける通り、生地の内部にはぽっかりと大きな「空洞」が出来上がっていました。カレーのフィリングがパンの中にみっちりと詰まっている様子を想像していたのですが、実際には生地の底面に薄く塗られているようなボリューム感にとどまっています。

パンを焼き上げる工程上、どうしても内部に空洞(ガス袋)ができてしまうのは仕方のない部分もありますが、それを差し引いても、視覚的な物足りなさを感じてしまったというのが正直な本音です。

フィリングの味は良いものの、量がもたらす想定外の「あっさり感」

気を取り直して、その肝心のカレーフィリング自体の味わいをじっくりと確かめてみました。

結論から言うと、フィリングの「味自体」は決して悪くありません。バターチキンカレーらしいトマトの優しい酸味と、マイルドなバターのコクが感じられる上品な味付けに仕上がっています。

ただ、いかんせんその「量」があまりにも少なすぎるため、口に含んだ時にパン生地のボリュームにカレーの風味が負けてしまっています。パッケージから期待していたような、ガツンとくる「濃厚さ」は皆無に等しく、全体としては非常に「あっさりとした味わい」という着地になっていました。

商品名にある「まろやか」と、実際に感じた「あっさり」とでは、食べる側が受け取るニュアンスが大きく異なります。カレーの濃厚なコクを心行くまで堪能したかった身としては、事前の期待値を少し下回る結果となってしまい、やや残念な気持ちが残りました。

軽めの朝食や、優しい味付けを求める時にスッキリと楽しむ一品

今回、神戸屋の「まろやかバターチキンカレーパン」をじっくりと体験してみて、優れた生地の完成度と、中身のボリューム感におけるジレンマを肌で感じることとなりました。

カレーフィリングの量に関しては物足りなさが残るものの、油っぽさのないふんわりとしたパン生地と、癖のないマイルドなカレー味の組み合わせは、決して不味いものではありません。

ガッツリと濃厚な本格インドカレーを期待して購入すると寂しさを覚えてしまいますが、逆に「辛いのが苦手」「朝から重たいカレーパンは食べられないけれど、優しいカレー風味を楽しみたい」という方にとっては、クドさのないスマートな選択肢(お茶請け)になる仕上がりです。

もし、お店のパンコーナーで見かけた際は、この「あっさりとしたライトな着地」という特徴を頭の片隅に置きつつ、神戸屋が手掛けたヘルシーな焼き生地の素晴らしさをぜひ一度確かめてみてください。

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