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チョコなし、怪しい照り!?「お好み焼サンミー」を食べて分かった味のリアルと注意点

投稿日:2023年3月14日 更新日:

あのサンミーがお好み焼きに!?神戸屋「お好み焼サンミー」を実食レビュー

関西に住む人なら誰もが一度は目にしたことがある、あるいはおやつにペロリと食べた思い出があるであろう、神戸屋(現・YKベーキングカンパニー)の超ロングセラー菓子パン「サンミー」。

「線描きチョコレート」「ケーキ生地」「ビスケット生地(またはデニッシュ生地)」の3つの味(酸味・三味)が一度に楽しめることからその名がついた大定番ですが、なんと今回、その常識を根底から覆す驚愕の変わり種が登場しました。

それが、お馴染みのパッケージにあのコテコテの文字が躍る【お好み焼サンミー】です。

まさかの「お惣菜系」への進出。甘い菓子パンの代名詞であるサンミーが、関西人のソウルフードであるお好み焼きと融合して、一体どこまであの味を再現できているのでしょうか? 今回もおっさんレビュアーの鋭い視点から、原材料のデータも交えつつ、実際に食べてみた感想を本音で詳しくレビューしていきます!

オタフクソースにキャベツ!本気のお好み焼き風構成

まずは、この異色作がどのような素材で作られているのか、パッケージ裏面の原材料名をじっくりと確認してみましょう。

  • 【原材料名】 小麦粉(国内製造)、お好み焼き風フィリング(キャベツ、ドレッシング、中濃ソース、その他)、果糖ぶどう糖液糖、マーガリン、半固体状ドレッシング、濃厚ソース、ショートニング、卵、パン酵母、食塩、粉体調味料(砂糖、デキストリン、食塩、粉末卵、粉末酢、その他)、発酵風味料、乳等を主要原料とする食品/増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、甘味料(トレハロース、ステビア、カンゾウ)、グリシン、酢酸Na、乳化剤、加工デンプン、着色料(カラメル、カロチノイド、リボフラビン)、酸味料、香料、酸化ケイ素、ビタミンC、香辛料抽出物、(一部に乳成分・卵・小麦・大豆・鶏肉・豚肉・もも・りんご・ゼラチンを含む)

原材料を見てみると、「お好み焼き風フィリング」の文字があり、そこにはハッキリと「キャベツ」や「ドレッシング」「中濃ソース」といったお好み焼きに欠かせない名前が並んでいます。さらに生地を彩る「濃厚ソース」や「半固体状ドレッシング(マヨネーズ風)」も確認でき、メーカー側が本気でお好み焼きの味を再現しにきていることがビシバシと伝わってきます。

小麦粉(国内製造)、お好み焼き風フィリング(キャベツ、ドレッシング、中濃ソース、その他)、果糖ぶどう糖液糖、マーガリン、半固体状ドレッシング、濃厚ソース、ショートニング、卵、パン酵母、食塩、粉体調味料(砂糖、デキストリン、食塩、粉末卵、粉末酢、その他)、発酵風味料、乳等を主要原料とする食品/増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、甘味料(トレハロース、ステビア、カンゾウ)、グリシン、酢酸Na、乳化剤、加工デンプン、着色料(カラメル、カロチノイド、リボフラビン)、酸味料、香料、酸化ケイ素、ビタミンC、香辛料抽出物、(一部に乳成分・卵・小麦・大豆・鶏肉・豚肉・もも・りんご・ゼラチンを含む)

サンミーの面影なし!?ギトギトとした“怪しい照り”と手のベトつき

さっそく袋を開けて、中身をお皿に出してみます。ここで誰もが「おや?」と違和感を覚えるはずです。

通常のサンミーといえば、表面に綺麗に斜めの線を描くチョコレートの網掛けトッピングがトレードマークですよね。しかし、この【お好み焼サンミー】には、当然ながらそうした甘いトッピングは一切見られません。

その代わりにパンの表面を覆っているのは、まるでギトギトとした脂汗を思わせるような、なんとも独特で怪しい「照り」なのです。

これは、生地の表面にお好みソースや、マヨネーズの代わりとなる半固体状ドレッシングなどをあらかじめ練り込んでいる(塗っている)ことが影響しているようです。 実際に手に持ってみると、生地の表面が少しヌルヌルとしていて、食べている最中も指先がかなりベトついてしまいました。 綺麗に食べるには、袋のままうまく押し出して持つか、ウェットティッシュを用意しておく必要がありそうです。第一印象から色々な意味で「サンミーらしからぬ」ワイルドな作りが強く印象に残ります。

ソースの再現度は100点!だからこそ際立つ「具材の寂しさ」

それでは、気になるお味の方を確かめるべく、大きく一口がぶりと味わってみます。

「おぉ! ソースの風味は完全に『あのお好み焼き』そのものだ!」

口に入れた瞬間に広がるソースの香ばしさは抜群です。それもそのはず、パッケージにもある通り、我が家でもお馴染みの大定番「オタフクソース」を贅沢に使用しているため、あの甘めでコクのあるお好み焼きソースの雰囲気は見事に100点満点で再現されています。マヨ風ドレッシングとの相性も文句なしです。

しかし、ソースやマヨネーズの再現度が非常に高いだけに、食べ進めるうちにどうしても隠しきれない「物足りなさ」を痛感することになります。

パンの中央には刻みキャベツを加えたフィリングが仕込まれているのですが、その量が全体に対してあまりにも少なく、具材もキャベツのみという非常にシンプルな内容。そのため、お好み焼き特有のあの「ふっくら具沢山な贅沢感」を期待していると、どうしても中の寂しさが際立ってしまい、食べていてどこか虚しさが残るのです。

なまじ外側のソースマジックが完璧なだけに、主役となるべき中の具材が少ない刻みキャベツだけというギャップが、非常に惜しいと感じてしまいました。

アイデアは最高!惣菜パンとして進化を期待したい変わり種サンミー

神戸屋の【お好み焼サンミー】を総評すると、「オタフクソースとドレッシングによるお好み焼きの味付け再現度は文句なしにハイクオリティであるものの、手がベトつきやすい点や、中のキャベツフィリングの少なさによるボリューム不足がやや目立つ、良くも悪くも実験的な要素の強い変わり種お惣菜サンミー」です。

これを一個の「お惣菜パン」として堂々おすすめするには、やはり中の具材のボリューム不足を解消し、豚肉風の要素や天かす、あるいはキャベツの大増量といった、もう一歩の満足感が欲しかったというのが本音です。

とはいえ、あのサンミーをお好み焼き風にしてしまおうという神戸屋のチャレンジ精神と、オタフクソースの旨味が活きた味付け自体は非常に意欲的で好感が持てます。

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